【8/1】HJ文庫様より書籍版1巻(書き下ろし大量収録!)が発売します!!
十五歳にして無能力。
それ故に「落ちこぼれ」と罵られていた少年ケイルは――ある日、吸血鬼の眷属となった。
その瞬間。ケイルは何かに目覚めた。
初めての
吸血鬼の身体を「主以上に」使いこなせたり、眷属にも拘わらず主の命令に背くことができたりする。自身の力を不思議に思いながらも、ケイルは亜人の力も悪くないと考え、それを利用し始めた。
ケイルは気づいていなかった。
ケイルの「能力」は、亜人の眷属になることで発動するものであり――全種族のパワーバランスを崩しかねないほどの潜在能力を秘めたものだった。
これは、平和に過ごせればそれでいい筈の少年ケイルと、そんなケイルの能力を見抜き、自陣に取り込もうとケイルの争奪戦を始める亜人の重鎮たち(大体美少女)の、熾烈な戦いの物語である。
※本作はカクヨムにも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-25 18:00:00
323992文字
会話率:38%