僕は独りで泣いていた。
この世界に僕の居場所なんて無いと感じていたから。
「大丈夫か?」暗いスーツに身を包んだ君が笑いかける。
助けを望んだ。
誰もいないと思っていたから。けれど違った。
君の声が頭に響いた。君は僕の救世主でありダークヒー
ロー。
引き返すことは叶わない、この手は彼の手を掴んだのだから。
運命の歯車が動き出し、複雑な世界を紡いでいく。
これは現実世界と同時に存在する精神世界の物語。
儚く脆い存在の影でトワイライト・アルギスが始動する。
果たしてその存在は如何なるものか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-11-12 12:45:48
11541文字
会話率:31%