今から数年前だろうか、VRMMOとか言うゲームを題材にした小説がちょこっと流行った時期があった。その時はまるであり得ないかのような話がされていた。
しかし、2年前にとある会社がポンと出してしまったのだ。価格自体はそれこそ余裕で六桁を超えて
いたが話題が話題を呼び、なんとサービス開始から一ヶ月で総プレイヤー数が10万人を突破。そこから次々と新しいVRMMOが出てきた。中には素晴らしいクオリティのものもあったが、ほとんどがサーバーがオーバーし、サービス中止に迫られたり、クソクオリティのまま配信して叩かれたりするものばかりだった。
しかしつい先日、新たなVRMMOが発表された。それは、今までのサーバーを足しても足りないくらいの容量に、超美彩グラフィックなど盛りだくさんの魅力があると宣伝されたのだ。どうせこれまでのものと同じだろうと馬鹿にしたものもいたが、物好きの主人公はこれを即買した。そしてPVが公開されると、馬鹿にしたものは負けを認めざるを得なかった。圧倒的なグラフィックに、脳につながる形でより細かい動きができるなど、発表当時、ほとんどの人が予想できなかったクオリティに仕上がっていたのだ。この動画を見て全日本、いや、全世界の人々がこのVRMMOを買おうとした。しかし時すでに遅く、すでに登録数は無情にも上限に達していた。つまるところ主人公は勝ち組である。さらには特別版として、自分の能力値を読み込んでゲームに使用できる、と言う特典があった(もちろん主人公は特別版を購入)。しかし、掲示板ではこの特別版はクソとの評価しかなかった。テスターで特別版でプレイした人からは「今あなたは熊を素手で倒せるか?普通は無理だ。つまりそゆこと」。要するに普通に買って普通に能力値を振り分ける方が冒険は容易になるのだ。
しかし、幸か不幸か、主人公は掲示板なんて糞食らえ主義なもんだから、このことを知らない。
初作品です。どうか温かい目で見守ってください。意見等あれば連絡ください。
残酷な表現やらR15は保険です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-04-01 13:26:02
2192文字
会話率:0%
私の幼馴染は、うちの道場の門下生で、三人そろってモテ男である。高校は別々になったものの、何故か私の家に頻繁にやってくる。そのうち、彼らは気になる女生徒の話をし始めた。
最終更新:2014-08-17 20:00:00
5520文字
会話率:34%