人生に何の目標も掲げず、お気楽に暮らす中年のおっさん。
そんな性格が故に彼女には愛想を尽かされ捨てられるが、それでもひたすらゲーム三昧の日々。
リアルの世界ではとっくに諦めた『俺Tueee』をネトゲの中で目指し、ぼっちだが『大人の財力』『
自由な時間』を使い強くなる事を貪欲に追い求めそれなりのランクにはなっていた。
そんなある日、久々の連休に気合を入れネトゲに没頭する。
眠気に堪えひたすらにプレイし遂に高難易度マップをクリア。だがそこに本物の『俺Tueee』が…。
「装備とかそんなに変らんのに……腕がちゃう。うわ、まじか、何やその反応。うそ、こんなんチートやろ! クソ! 無理ゲーやん!!」メチャクチャむかつく。我慢出来ずにマウスを机に叩きつけた。
「どうせ、ガキやろあの反射神経。リアルで目の前に現れたらボコボコに出来るんや」
毒を吐き、あんなんチートやと検索したりスレを調べたりするが睡魔に勝てずベッドにダイブ。
昼近くに起き、ゲームを立ち上げしばらくプレイするが全然楽しめない。
「こんなゲームおもろないんや。俺は頭を使って戦う方が得意なんや。罠とかで嵌める方がええわ」
ゲームバランスを無視して文句を言うが気が晴れない。
何と無くゲームをする気にもならず、早めの昼飯を食べて不貞寝をすると……。
そんなおっさんが、周りに何もない場所に放置された所から物語は始まります。
サバイバルを経てダンジョンマスターになるおっさんが、青春を取り戻す物語!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-12-14 00:00:00
349086文字
会話率:29%
【タイトル、あらすじ、タグを大幅に変更しました】
料理屋の山海亭に下宿するハンターのランドルは魔獣を狩らない中年ハンターとして認知されていた。だが、実はギルド・マスターも信頼を置く熟練ハンターだった。
ランドルは隠密技術に長け、モンスタ
ーに接近を感知させない。また、大戦斧から繰り出す一撃は火竜の首をも刎ね飛ばす。
そんなランドルが選んだ道は戦いの道ではなかった。ランドルはヒッソス樹海を走り回り、食材を探す。見つけた食材をハンター・ギルドや山海亭に卸して生活していた。
ハンターが暮らすブレイブ村でも日々問題が持ち上がる。ランドルは世話になった人が困って入れば、手を貸し、時には秘密裏に危険なハントにも赴いた。
ハントは単純なものでも危険はいっぱい。たかが、食材のハントと侮るなかれ。
「どんなハントにも危険は付きもの」が信条のランドルが、今日も依頼を達成し、美味い飯を食うためにヒッソス樹海を走り回る。
(この作品はLINEノベルにも掲載しています)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-10-07 06:00:00
102111文字
会話率:35%
気づけば視界は暗闇に包まれた。どこもかしこも黒の世界。きっと死が訪れたのだろう。ならば受け入れるしかない。……しかし、それは違っていた。別の場所にへと足を運んでいたのだ。目の前の王様が言うには勇者としてこの世界に呼ばれたらしい。だけど俺は断
った。世界を救う大きな責任は背負いきれないと。代わりにこの世界に住みたいと王様に頼んでみた。けれどそれはやめることにした。元の世界で生きる意味を探す事を決意し、元の世界に帰る。……そのつもりのはずだった。
※更新は不定期です折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-03-31 18:23:09
101831文字
会話率:62%
世は乱れ魔界と現界の境も脆く、京の都を鬼が闊歩する時代。異才と呼ばれる一人の天災陰陽師が生まれ、そして死んだ。しかし陰陽師が今際の際に残した強い思いは受け継がれ、やがて現代へと至る。科学万能を掲げ信仰心の薄れた現代で、一人の中年にその思い
が宿る。黒猫を携え闇夜を駆けるこの中年は、自分のことをこう呼んだ。魔法おじさん、と。この物語の主人公は中年です。おじさん一人称です。三万字程の短編を予定しています。あしからず。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-01-28 13:00:57
99869文字
会話率:34%