主人公はモテるが自覚しない。単に鈍感というのでなく、主人公はそれを一切許容しない。
即ち現在、主人公はモテるを知覚するが、知覚するだけ。
主人公はモテたいが、主人公は主人公自らモテていない。
主人公をモテさせなくてはならない。
主人公はモテ
てはならない。
ラブコメ考察:主人公がモテると仮定した場合〜
彼は何者でも良いが、彼女は彼として嫌悪しない必要最小限の彼女でなくてはならない。彼女は実体であるが、これは現時点において趣味的なものである。
という訳で、彼は既に彼女に恋をしているが、彼より以前に彼であった彼はこれを理解しない。
ラブコメにおける他者性の確立のために要請された彼ならば、後に前提より脱落するところの彼である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-01 21:47:30
2791文字
会話率:53%
15歳で剣聖と称され、魔王を倒した男、ロイ。
『強い男はモテる』と信じて、文字通り最強となる。
しかし10年の時を経て、ロイは『彼女いない歴=年齢』のままだった。
「おかしい……魔王を倒した剣聖とか、どう考えてもモテ要素しかないだろ
!? なのに、なぜ……なぜだ!?
くそッ!! 俺はただ、かわいい女の子や妖艶なおねーさんからチヤホヤされまくりたいだけなのにッッ!!」
これは、剣聖ロイが立ちはだかる敵や困難を利用したりしながら、どーにかこーにかしてモテようと挑戦し続ける、漢の物語である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-01-26 18:08:03
226038文字
会話率:35%