ーーーふと思い出すのはあの日のこと
あの日からずっと、この手の温もりを感じたかった
あの日のように、もう一度あなたに会えたらどれだけ幸せだろうか
けど、その望みが叶うことはない
その声も、存在も
あなたがここにいたという形跡も
もうどこにも残されていないのだから。
ーーー
少女のものとは思えない白髪と、世にも珍しい金色の瞳をもつ不思議ちゃん
「守部 千登世」
幼い頃、突然姿を消した「登喜彦」を探すべく、こことは違う別の世界で、いろんな人に尋ねながらも、個性豊かな仲間と出会い、人探しの冒険へと出る。
しかしその旅の末路はだれもが予期せぬ結末を迎える。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-05-16 20:28:19
3359文字
会話率:41%