【キネティックノベル大賞『佳作』受賞しました!】
「あなたじゃ私と釣り合わないから、もう近寄らないで」
平凡な二十歳の男子大学生の僕、“上代耕太“は、同じ大学の同級生で同じゼミで、そして、恋人の”織部アリス”にフラれた。
失意のまま
雨の中へたり込む僕に、一人の女の子が話しかけてきた。
「ニーちゃん、こんなところでどうしたんや? どっか具合でも悪いんか?」
彼女の名は“桃原こよみ”。
背も低く、見た目は中学生に見える彼女は、実は日本政府が誇る超法規的特殊治安部隊、通称“勇者戦隊ヴレイファイヴ”の一人、“ヴレイピンク”だった。
そのヴレイピンクに襲ってくる怪人達から救われた僕は、つい出来心で後をつけ、その正体に気づいてしまう。
そして、彼女の上司である“高田司令”に、今回の件を不問にする条件——それは、こよみさんが僕を監視することだった。
「早速明日からでも同居を始めてね」
「「あ、明日から!?」」
——そして、僕とこよみさんの、一緒に暮らす日々が始まった。
※カクヨムでも連載を始めました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-30 22:00:00
435560文字
会話率:49%
世界中にエネルギーを供給できる究極のエネルギー生産炉心《GAEA》が発明されたことにより、世界から争いが消え、更なる発展をした人類。
しかしその平和は、凶悪な単細胞生命体アンバーが世界中で暴れ回るようになったことで崩れ去った。
そして
、唯一アンバーを駆除できる者達が降臨した。
名は、『ジルコン』。圧倒的な力と人型のロボットのような形は、たちまち人々を守るヒーローとなり人々の信頼と安心を与えた。
山内敏雄(やまうちとしお)は、幼い時に目の前でアンバーに両親を殺され、ジルコンに命を救われた過去があった。彼を救ったジルコンの折れてしまった角は、彼の宝物として大切にされている。
ジルコンを信頼する敏雄は、学校の行事で日本に設置されている《GAEA》の端末がある施設に見学に行くことになった。
そこで敏雄は、過去に自分の命を救ってくれたジルコンである、ジルコン=プロトタイプと再会を果たす。
しかし、それは、新たなる混乱をもたらすと同時に、未来への選択を迫られる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-12-23 17:47:36
52920文字
会話率:53%
人は様々な物や事象に囚われて生きている。常識。容姿。社会。性別。学力。体格。年齢。時間。仕事。文化。食事。欲望。家庭。友情。愛情。国家。法律。海。陸。世界。
もしも、上に書いてある物を含めて、この世の法則や世界に囚われない“モノ”が存在し
たら?それは一体なんだ? なんと呼べばいいのか?そして、そんな存在に出会い、助けを求められたら?なおかつ自分が成ったら、成ってしまったら? 皆さんはどう生きますか?
これは異世界に囚われた僕が囚われの姫を人にする物語です。
※縦書きPDFだと一部、読者の皆様に誤解を与える部分があります。その事を十分に了承して、お読み下さい。
例、〼が?に変換される。など。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-11-02 19:37:30
125096文字
会話率:32%