かつて、アブダクトされたことのある少女、双波(フタバ)。彼女はそれ以来、毎晩同じ夢を見ていた。
その夢には、必ず登場する物がある。
コバルトブルーに輝く、蜘蛛の形をした機械。
フタバはそれをコバモと名付ける。
明晰夢のよう
に自由自在になる夢の中で、フタバとコバモは遊び始める。
それが、いずれ迫り来る争乱への準備であることを、彼女はまだ知らない。
・「バンダナコミック 縦スクロールマンガ原作大賞 メカ・ロボット篇」応募用に短編に改変
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-03 08:56:35
9172文字
会話率:17%