「キラリ様、よくぞ参られました」
「人違いです」
五年前に帝国の脅威から周辺地を救った聖女・ハセガワキラリ(当時十五歳)
小林文乃(三十路)に課せられたのは、そんな聖女の身代わりだった。
だけど「聖女は昔の事を覚えていない」ってなにそれ
。記憶喪失設定なんて聞いてない。話が違うじゃないですか。
押しの強い、五人の守護騎士はやたら構ってくるし、聖女を毛嫌いしている近衛騎士には疎まれ睨まれるし。「ハセガワキラリ」は五年前に一体何をやらかしたのだろう。
どんどん心が疲弊していく文乃の癒しは、部屋に現れた不思議な魔法陣。声を届ける魔法陣を通した、顔も名前も知らない、どこかの誰かさんと交流を重ねていく。
召喚から数ヶ月が経過した頃、いつ終わるとも知れない生活に、ついに変化が訪れた――。
身代わり聖女、小林文乃の異世界冒険譚。
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【2018.03.29】
全て終了。これにて完結です。
ありがとうございました。
【2018.03.23】
外伝完結しました。
【2018.02.14】
本編完結済。
外伝は「本編読了済」が前提となっております。ご注意ください。
【2018/01/15】
下部にweb拍手設置してます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-03-29 20:38:27
258198文字
会話率:41%