若くして至高の魔術師と呼ばれたボルフ。
彼は若いなりに専門分野が広く、とりわけ呪文校正に関しては右に出るものがない。
「君の班からはミスの報告が従来比百倍になっているのだ!」
しかし勤めている組織【アナスタシス】の役員から解雇を言い渡されて
しまう。
助手の少女とともに住居を求めて歩き回るうちに、【アナスタシス】は組織犯罪集団だったと判明する。
自分が悪に加担していたと知ったボルフは、組織と戦うことを決意した。
一方その頃組織では、最高の校正者を失い、術式が急激に劣化していくのだった……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-15 22:50:26
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