神様だけど、下界が大好きなプラピルーンは他の神々から"穢れた雨神(異端の神様)"と呼ばれている。
神様は普通、天界に生まれ天界から一歩も出ることなくその生涯を終わらす。
プラピルーンは他の神々の言葉も聞かずに一人、何回
何百回と幾多の世界にある下界へ降りてはバカンスのように楽しんでいた。
その中でも一際プラピルーンの心を掴んだのは、魔法を使える者が貴重とされている世界『サンティーパープ』である。
魔法が使えないからといって、力で支配をしているのか、といえばそれは違う。色んな種族が交流をし、ギルドを形勢し、争いは起きたりするが大体自分達で解決してしまうという、なんともあり得ないようであり得ている平和な世界。
国という概念はなく種族の隔たりもないそんなサンティーパープに、一人の神様と一人の人間が出会ったら……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-09-15 04:40:38
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会話率:30%