ある日、ミラーナ・バルテスは自分のいる世界が少女マンガの世界だと気付いた。
辺境子爵の娘リーシャが、王宮で王子リカルドと出会い、様々な困難や逆境を乗り越え愛を深め、結ばれる。『王宮は愛の嵐に吹かれて』というこの世界でのミラーナの役柄は、リカ
ルドの婚約者であり、リーシャをとことん苛め抜く、いわゆる悪役令嬢だ。
そして、例にもれずミラーナは婚約パーティで断罪され国外追放となる。
しかし、ミラーナはあえて断罪を目指した。なぜなら、ミラーナがミラーナであるからだ。
そして全力で最高の悪役令嬢を作り上げたミラーナは、これ以上ない最高の舞台を迎えるのだが。
なろう系王道の転生&悪役令嬢を書いてみたくて、投稿してみました。数話であっさり終了する予定だったのですが、ドロドロ成分が増して終わりそうにありません。とほほ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-03-02 22:40:29
57446文字
会話率:35%