桃子は恋人の菊花と気持ちばかりのひな祭りを楽しみながら、特別なことのない日常を楽しんでいた。だけどふいに菊花が「ずっと恋人でいるのよ」なんて言うから、気まぐれな彼女の愛情を感じてとても嬉しかったのに。どうしてか、彼女は結婚をするのだと堂々と
言いだした。
桃子の人生の五節句の日の出来事。三月三日、五月五日、七月七日、九月九日、一月七日の全五話。
二話目までは主人公が苦しむ展開となります。投稿間隔も空きますので、暗い話が苦手な方には完結後にまとめて読んでいただければ嬉しいです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-07 10:00:00
24202文字
会話率:47%