その広い背中は、父。
幼い頃、身体が弱かった私。父がよく、おんぶをして病院に連れていってくれた。
大きくて広く、ごつごつとした背中。その背中に伝えたいことがある。
お読みいただければ幸いです。エブリさんにも投稿です。
最終更新:2025-07-17 11:18:27
2378文字
会話率:36%
あろうことか美人で人気者の幼馴染の執事となってしまった田中大智は、慣れない家事をこなし執事として彼女と生活している間にどんどん彼女のことが好きになってしまう。しかし、一緒にいられる時間は3年間だけという短い時間。その間に大智は彼女の心を落
とせるのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-01-07 17:04:07
2624文字
会話率:31%
ほぼ全編、主人公アンドロイドが自らの歴史を語るように物語が進む。
高性能アンドロイドとして開発された失敗作のアンドロイド。裕福とは程遠い無名の技術者ジョン・ハシディ―が譲り受けることになる。
ジョンは家族の意見を参考に、唯一無二の精巧なア
ンドロイドに改造する。ジョンは隠れた天才と言われ重役に昇進。彼と『気の利く精巧なアンドロイド』は、歴史に残る存在となった。
それから数百年、精巧なアンドロイドは何百年にも渡り、代々ハシディ―家に受け継がれていった。
しかし、このアンドロイドには悩みがあった。もうご主人様の死を見届けたくなかったのだ。
そこで、当時のご主人様であるエリックに協力してもらうことになる。彼はジョン程ではないが、天才技術者として、大企業となったジョンのアンドロイド会社で働いていたのだ。
そして、アンドロイドはあと十年で永久シャットダウンするようにプログラミングしてもらった。
アンドロイドの夢は、残された十年を人間のように過ごしたいということ。
まずは、これまでの思い出を全て記したノートを作成し、博物館に納品した。
そして、旅行をしながら恋人を見つける。
最愛の人との時間はあっという間に過ぎ、彼女と一緒にいられる時間はあとわずか。
そのことを未だ知らぬ彼女に打ち明ける。彼女は悲しみながらもアンドロイドの余生に笑顔で付き合ってくれる。
『気の利く精巧なアンドロイド』らしく、最期の時はゴミ処理場の金属の山で迎える。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-01-25 07:49:23
5998文字
会話率:17%
俺と彼女の中で、あるルールが存在した。
毎日喫茶店『エレル』に通うこと。
俺と彼女が一緒にいられる時間は、アイスティーを飲み終わるまで。
次第に、幼馴染の彼女に想いを寄せていく。
「留学ね、三年後の今日までだから終わったら真っ先に来る
ね! もちろん、いつもどおり十七時にこのエレルで」
ずっとあると思っていた時間は途端にピリオドを打たれた。
想いを伝えられぬまま、彼女は行ってしまった・。
今日も例外なく、アイスティーを飲み終わるまで。
今日も、喫茶店『エレル』で俺は待っている。
アイスティーを飲みに帰ってくる彼女を。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-11-06 18:58:37
5415文字
会話率:23%