王宮のとある一室では、本日もうら若き乙女の罵声が響いていた。
「近寄んないで、変態っ」
「ああ、素晴らしい」
一人は侯爵令嬢、もう一人は、この国の王子である。確実に罵られているのは、王子であった。
「姫様も諦めればいいのに」
と、俺
は部外者の顔をしてそう言った。
部外者でいたかった。けれど、王子の従僕なので、部外者になれない。
なんたる不幸。
これは、王子の従僕を務める青年の、とある一日のぼやきである。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2022-07-02 13:52:05
3646文字
会話率:30%
この男は何故か?“私を下に見て!彼女のように想っている”みたいなの!
___私は、夜はスナックで働いているの。
そこで働いている女の子は、私を含めて4人いるわ!
一人は、このお店のママ!
最終更新:2020-03-08 03:00:00
2261文字
会話率:34%
夏旅行にて、漫画研究部の一同は、二ヶ月前に自殺した春川のどかの死を探る。
現在部員は十名。
この中の一人は、犯人候補である。
この中の一人は、部内に好きな人がいる。
この中の一人は、春川に好意を寄せていた。
この中の一人は、春川の原稿を破
り捨てた。
この中の一人は、卵アレルギーである。
この中の一人は、部内に恋人がいる。
この中の一人は、部費を横領したことがある。
この中の一人は、春川から好意を抱かれていた。
この中の一人は、コスプレが趣味である。
この中の一人は、この事件の真相を突き止めかけている。
果たして誰がどの弱みを持っており、彼女の死の真相はなんなのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-25 01:09:51
17931文字
会話率:48%
この大陸には、四人の王が居る。
一人は、この世界で最も数の多い『人間』の王、人王アルザダール。
一人は、魔力に富み、身体能力にも優れる『魔族』の王、魔王ウィアドラ。
一人は、身体が魔力そのものである種族『精霊』の王、精霊王ティタラーナ
。
最後に、圧倒的な力と巨体を持つ『竜』の王、竜王ヴァレス。
大陸の最大戦力である四王は、人々から崇められ、そして畏怖されていた。
しかしある日、四王は何者かによって未来に飛ばされる。
千年後の未来でヴァレス達を驚愕させたのは、確実に弱くなった魔物、冒険者達。そして、ヴァレスと名乗る現竜王の存在だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-10-12 20:04:44
13541文字
会話率:53%
世界樹(ユグドラシル)の根の部分に位置する世界「ガンフェクセリィウェルト(Gang Hexerei Welt)」。
この世界はマナという生命エネルギーにより世界は繁栄している。
900年前、この世界の崩壊が起きようとしていた。
それは、ある
一人の人間の些細な行動から始まった。
その人間の行動に周りの人間は非難を浴びせ、争いが始まった。
その人間は、世界の人間を次々と虐殺していった。
その人間に彼らは「隻眼の魔王」と呼ぶようになり恐れ始めた。
そして、魔王がこの世界を破壊しようとしたとき、二人の救世主が立ちはだかった。
一人は、この世界に生きている魔法使い。もう一人は、魔法使いが召喚した違う世界の人間だった。
魔王と救世主の激闘の末、救世主は、自分の命を引き換えに魔王を何とか封印した。
しかし、9000年たった今再び魔王がよみがえろうとしている。
そこで、世界は魔王に対抗すべく、魔法使いを育成する学院「アルカディア」を創設した。
そんな中、一人の女性とその女性に召還された人間との物語折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2013-01-02 23:52:24
56958文字
会話率:79%