目が覚めると、決して仲の良くなかった家族が血相を変えて部屋にやってきた。
あまりの恐ろしさにクローゼットに隠れてやり過ごした。
いったい何が起こったのか。
私の知らない何かが起こっているのは確かなようだけれど、恐ろしくてたまらない。
何かに
巻き込まれる前に、逃げだそう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-05 22:20:11
6822文字
会話率:15%
高校を卒業して5年、初めて開催された同窓会。
クラスメイトの皆が集い、あの頃に戻るのは、ほんの一瞬で充分だった。
やがて二次会のカラオケへ。
懐かしい曲を互いに歌い合う中、一人だけ知らない曲を歌い始めて――
◆本書は
RED文庫(htt
p://red2468.g2.xrea.com)にて
掲載した作品に加筆・訂正したものです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-04-30 06:01:11
1886文字
会話率:12%
私は、神様も悪魔も信じない。もちろん、幽霊だって。
でも結果は、事実は小説より奇なり。どこをどう間違ったのか、別の世界へと飛んでしまった。
見知った顔ばかりある中、一人だけ知らない人物がいた。その人の顔は全く分からない。フードで顔
を覆われて、男なのか女なのかも分からない。ただ、これだけは分かる。その人は、私の事をよく知っている。
科学では説明のつかない力を持った顔見知りの人たちは、当たり前のように神がどうたら、悪魔がどうたら、悪霊がどうたらと会話を進める。適当に話を合わせるも、なんだかぎこちない。私の頭がどうかしてしまったかのよう。
元の世界に戻りたい。その一心で私は、帰り道を模索するのだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-09-10 15:02:23
1589文字
会話率:49%
クラスに一人だけ知らない女子がいる。名前は勿論しっているが、俺は彼女の『顔』を知らない。何でクラスで俺だけ彼女の顔が見えないんだろうか?
最も嫌いな人に贈る。初恋の話。
最終更新:2012-04-07 16:03:34
3042文字
会話率:53%