ヴァルファーレンの元王子アルフレートは故郷を離れ一人山頂を目指していた。
愛する者は死に、供は皆失った。約束は残った。
呪いのごとく人を腐らせる死の病から国を救うのだ。
頼みの綱はしかし存在すらも定かでない、ありとあらゆる病を癒すという至宝
、竜玉。
馬鹿馬鹿しい。そんなものあるはずがない。竜などとうの昔に滅びたではないか。
だが彼の霊峰ギーナにはいまだ竜の痕跡があると聞く。故にアルフレートは山頂を目指した。
その山中の草原では、世を捨てた魔術師の一人娘が父の遺言を守り暮らしていたのであった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-08 08:10:16
118506文字
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突如世界に現れた空魔。それは、すべてを飲み込むという。あれから10年、特別な力を持ったヴァルファー達が舞い降りた。
最終更新:2018-12-21 21:45:24
929文字
会話率:48%