近いようで遠い未来
絶対的な力を持つ平和主義者『セブン』の登場により、戦争はなくなった。
戦死者はゼロになり、各国の軍事費も大幅に削減され、平和な世界が訪れたかに思えた。が、強制的に生み出された平和では根本的な争いはなくならなかった。
各国は戦争の代替手段として巨大なロボットVF(ヴァイキャリアス・フレーム)同士を決闘させるVFB(VFバトル)を採用する。
VFBはもともと格闘スポーツとして有名だったこともあり、この案が浸透するまでそう時間はかからなかった。
戦争は代替戦争と名前を変え、戦争に勝るとも劣らない外交手段としてその機能を果たすようになった。
……代替戦争の開始から10年
15歳の少女『更木 葉瑠(さらぎ はる)』はVFエンジニアになることを夢見て『スラセラート国際学園』に入学する……はずが、ひょんなことからVFパイロットとして入学させられてしまう。
内気で人見知り、操縦経験ゼロ、エンジニアの知識しか持っていない彼女は、果たしてパイロットとして上手くやっていけるのだろうか。
※この作品は『ヴァイキャリアス』シリーズ第三部目です。
設定や時系列は繋がっていますが、それぞれ独立したキャラクターによって物語が展開されていきます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-03-15 20:05:16
1045471文字
会話率:35%
遠いようで近い未来。
人口爆発、情勢不安、食糧難、資源枯渇、化石燃料争奪……様々な問題によって世界各地では紛争が絶えず発生していた。
また、高性能で安価な武器の台頭もあってか、貧しい国や団体や過激派グループはそれらを使ってあらゆる場所で
紛争問題を起こしていた。
そんな中、高い戦闘能力を持った人型の戦闘ロボットを派遣する『CE(カーディナルエッジ)』という民間軍事会社が登場する。
CEは凄腕のパイロットを大勢抱え、彼らを遠隔操作によって作戦に参加させるという新しい戦争ビジネスの形態を確立させた。
遠隔操作で身の安全を確保するのが主流となった今、危険を顧みずに実際に戦闘ロボットに搭乗して戦うパイロットが現れる。
CEに所属しながら遠隔操作による作戦参加を頑なに拒む彼の名は『シンギ・テイルマイト』。
これは、死を恐れることなく常に強さを追い求めるという時代錯誤的な感覚を持つ、そんな彼の物語である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-10-19 10:34:20
1791504文字
会話率:29%
今からそう遠くない未来。人々は、人型ロボット同士が戦うスポーツ「ヴァイキャリアス・フレーム・バトル」……通称『VFB』に夢中になっていた。
VFBでは全長10メートルほどの人型戦闘メカ、『VF』が用いられる。競技は1対1で行われ、あらゆる
武装を用いて相手がその機能を停止するまで戦い続ける。
主人公の『高野結城(タカノユウキ)』はVFのパイロットになる事を夢見て、VFに関することを学べる『ダグラス企業学校』に入学する。 ……果たして、結城は夢を叶えることができるのか。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-06-07 22:05:15
1615193文字
会話率:31%