小説家である羽藤和彦はイラストレーターである奈津美と結婚して、十一年が経とうとしていた。
小学校三年生になった八歳の娘である瑠璃と共に、三人で幸せに暮らしていたのだが……。
ある日、突如として夫婦喧嘩は起こった。
「和彦のせいよ!あ
なたが部屋に置きっぱなしにしてるから!」
「奈津美が言えることじゃないだろ!?だいたいあの絵は絶対に奈津美が教えただろ!」
「だ、だって仕方ないじゃない!おかーさん絵の描き方教えてーって言われたんだもん!断れないじゃない!」
「やっぱり奈津美が教えたのか!通りで描き方がそっくりなわけだ!まぁ断れないのはわかるけど……」
「でしょう!?瑠璃はかわいいもんね~」
「わかる~」
「やっぱりロリは尊いものね!」
「自分たちの娘なんだから手を出すなよ!?」
「それはこっちの台詞よ!だいたい和彦は――」
そんな両親の言い合いを気にもせず、プロも顔負けな絵を描き続ける女の子がそこにいた。
その女の子は絵を描きながらぼそっと呟いた。
「今日も小春ちゃん、ロリロリしててかわいかったな~♪」
※※※
といったようなロリコン一家の日常を一話完結型として書いていこうと思っています。
不定期な更新になると思いますが、よろしくお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-11-11 21:14:37
23105文字
会話率:47%
大概の場合、不幸とは自分から足を突っ込むもの、そして幸福というのは向こうからやってくるものだ。だから、今夜だって――。青春ガールズラブ・ホラーコメディ。
夏のホラー2017参加作品。
最終更新:2017-07-29 17:45:29
9320文字
会話率:30%