粒は、幼い頃から、生きづらさを感じながら、悶々と生きてきた。自分を解き放ちたい、心の動くままの自分でいたいと行動するも、思うようにいかず、空回りばかり。子供は可愛いが、威圧的な配偶者との暮らしに疲れていた。
そんなある日、粒は、電車内で偶
然隣に座った見知らぬ男性の匂いに、生まれて初めての感覚を抱く。その後、何かを変えようと、粒は自費出版をすることを決意するのだが、粒の担当の編集者となった星加は・・・。
いくつであっても、いくつになっても、いつ、どこで、遺伝子レベルの恋が始まるかわからない。ひよっとしてそれは、今日かもしれない・・・。
*アルファポリスでも、掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-17 11:00:00
59164文字
会話率:47%