坂の上に風が吹いた。街のボロいアレナがホセを呼んでいる。
※2019年度千葉大学文藝部新歓本掲載作品
最終更新:2020-02-29 10:09:28
5273文字
会話率:41%
マッドサイエンティストが助手を困らせる基本的なSFです。残念ながら美少女科学者やら出てきて、キャッキャウフフはしません。なんせ、元は十年以上前に習作として書いたものなので。
第一話 主要登場人物の美濃辺准教授と学生の小林くんの顔見せ的な話
です。地球上で静止していても、実は宇宙的には運動してるんだ、という物理の基礎的な話。
第二話 牛から生まれ、未来の災禍を予言すると死ぬ人面牛身の妖怪『くだん』。そんな妖怪を美濃辺准教授は科学の力で創りだした。くだんは准教授と小林くんに予言し、死んでいった。そして二人に振りかかる災厄とは?
第三話 なんと、くだんは沖田艦長同様、脳死に至っていなかった。そんな未来を予知するくだんの脳を組み込んだ軽トラックと、公道の猛禽類「三菱ランサーエボリューションⅣ」が首都高でバトル。軽トラは圧倒的戦闘力を持つランエボに勝つことができるのか。ライバルポジションの農学部女性教授登場。
第四話 空間転移装置の失敗で、蚊とか蝿の幽霊に悩ませられる話。
第五話 かつて美濃辺准教授の助手だった男性と恋人だった女性が、別の空間で結ばれる話。元ルチャドールの神父も登場。ちなみに「次元」と「空間」の混同はどうにかしてもらいたい。
第六話 欠番
第七話 並行宇宙から、それらの世界の美濃辺さんが大挙来襲。スーパーアリーナで大規模集会を開いて暴れます。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-05-24 21:23:58
136449文字
会話率:35%