2度目の失恋に打ちのめされた僕はふと初恋の斎宮キミカを思い浮かべてカーペットに名前を書く。手慰みに星形でその文字を囲っていると描いた線が唐突に光り始める。光の中から現れたのは他でもない斎宮キミカの姿だった。
まったく思いつきの短編。堂
々とラブコメといえるほどライトじゃないかもしれないけど、どうぞ!
カクヨムにも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-07-29 14:17:24
6328文字
会話率:52%
女心は秋の空と言うけれど、僕の心はまるで冬の海だ。穏やかに凪いでいたと思えば、突然猛々しく荒れ狂う。濃紺が空一面に広がれば、たちまち灰色の雲が陰影を落とす。僕はそれをどうすることも出来ずに、唯々心の赴くままに身を任せるしかないのだった___
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その夏、火薬と友情と、一握りの恋心が空に打ち上げられた。
殻に閉じこもった少年と、向日葵のような少女の青春物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-01-19 20:43:04
9494文字
会話率:45%
ごきげんよう、現実世界のみなさん。ご機嫌いかがですか?
唐突で申し訳ありませんが、あなた様は『ノーリアル・ワールド』をご存知ですか?
『ノーリアル・ワールド』とは、『現実の世界を知っていて、現実ではない世界』のこと。あなた様も幼いころ、一度
は訪れた経験があるはずです。あるいはそれは、『夢』とも呼んだかもしれません。
それは理屈ではなく、感情で繋がる世界のことです。
不思議な世界の誕生から消滅までの、現実時間には換算できない出来事を、わたくし、三角帽子のコオロギ『監督』と、相方は逆さ首のキツネ『調査』が、現実世界のとある御方の力をお借りして、記録にしました。
是非一度、お手に取って頂ければこれ幸いでございます。
※理屈も世界観も一切不明な『ノーリアル・ワールド』という世界に、六人の少年少女が紛れ込み、世界の謎を解き明かす物語です。
※Arcadia様でも掲載しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-01-17 18:00:00
124485文字
会話率:45%