10歳になったある日、少年レオは村の教会で精霊からの祝福を与えられるはずだった
周りの少年少女達が祝福である、〈職業〉を与えられる中、少年だけは職業を与えられる事無く、〈職無し〉であると告げられた
ショックを受けた母親から少年は夜の森へと
魔法で飛ばされ、死ぬはずだった所をメイドの女性、ノアに助けられる
レオをご主人様と呼ぶノアに、なぜ自分をご主人様等と呼ぶのかと聞けば、ノアが作られた遠く離れたテッラと呼ばれる惑星の人間と交配し、テッラ人を産めるのは〈職無し〉の人間のみだから、いつか遠くテッラから人間が来た時に交配してもらう為だと告げられる
この日から少年レオは、失われた古代魔導科学文明の船、アークの持ち主となる
少年の事を弟の様に見守る、10体のオークとどこか可笑しな知識をインプットされたメイドに導かれながら、少年レオは、優しい彼等、彼女らに見守られながら、自分のわがままを貫き生きていく
これは、強大な力を与えられながら、その力に狂わないように抗いながら生きる少年の物語
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-05-28 07:00:00
7022文字
会話率:40%