三歳の誕生日に、母から「貴女は不義の子です」と告白される。それでも母の間違った教育によって立派な(ヤクザ)王女となった私は、母が死んでからも母の不倫を隠しつつ、王である(義)父を影ながら支える日々だ。そんなある日、父の隠し子とやらが現れる。
私は思わず心の中で叫んだ。ダブル不倫かいっ!しかも表立って関わりたくはないのに、無駄におせっかいなその(義)兄とはなぜかいつも顔を合わせるはめになる。会ったばかりなのに、何げにシスコンですよね?これ以上面倒事はごめんなんですが。それでも私は父を守る。正義なんて存在しない。全ては仁義を貫くために。レディシア国第一王女、リチェルシータ・アリス・レディシア。義理と人情だけを胸に、今日も生きてます!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-05-25 23:00:00
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会話率:52%