「⋯⋯あんた、もう人生充分幸せだっただろ? こうやって殺しの依頼を出されるくらいには」
16歳にして、殺し屋稼業に精を出す少年がいた。
新しく入った依頼は、超大手企業千石グループの社長令嬢である千石楓の殺害。報酬は10億円。
普通の高
校生、綾野湊音を名乗り学校に潜入して殺害を試みようとするが⋯⋯
「そう。私、幸せだったのね」
学校ではいじめられ、家では父から異常な教育や虐待を施されている楓は、幸せの形を知らなかった。
それを目撃してしまった湊音は、どんなに楓が隙だらけでも、無垢な彼女を殺せなかった。
「お前が笑顔を見せた瞬間、殺すからな」
「そう。わかったわ」
湊音は楓を遊園地に連れて行ったり、海に連れて行ったり。
楓はすでに何度も笑顔になっているのに、湊音は彼女を殺せなかった。
これは、普通の幸せを知らない2人の話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-11 19:13:11
14607文字
会話率:41%
高校受験の頃の思い出を語り合い、懐かしむ2人。
そんな2人の恋は停滞ばかりでは無かった。
最終更新:2022-01-23 19:08:56
4288文字
会話率:55%
不良の兄に憧れ、小学生にして不良を志す関根善一。
ひとまずいじめを始めることにして、クラスで浮いていた白瀬姫乃を標的とした。
それから彼の極悪非道な人生が始まるように思えたが⋯⋯?
中学、高校に上がるにつれ変わっていく2人の関係。
白瀬の態度もいじめられっ子とは言い難いものに変化していく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-16 19:19:07
6002文字
会話率:47%
『――――最初に目に入ったものは、そう……足跡だ。』卒業を控えた平凡な大学生、佐藤がある日を境に見続ける“夢”が謎を残す。それは将来への未知、歩むべき道。
最終更新:2008-09-11 23:38:55
25372文字
会話率:26%