異世界の物語です。
王家と魔法や魔術が衰退していても、貴族などの身分格差が歴然と残る古い社会。
十五歳の超小柄な少女。貧しい農家の娘、エスス・エポナはセクハラをした先輩を蹴り飛ばしてしまい謹慎処分となります。
司法院でも身分格差が
あったのです。
憧れの教官やエポナをこき使う先輩の尽力で謹慎が開け、エポナは判事つまり裁判官に昇進しますが、彼女が就任するのは裁判所(司法院分院)に所属する通常の判事ではなく、あちこちの町や村々を自分で歩き回る巡回判事でした。
四十年以上途絶えていた巡回判事。
自力で旅をしながら、大都市に赴けない過疎地の人々の問題や訴訟を解決する役目です。
判事登用試験からハプニングが発生しますが、先輩の支援もあり、なんとか乗り越えたエポナ。
途中で仲間も加わり、エポナの旅が始まります。
『剣をとらず、魔術を唱えず、技に奢らず、ただ真実と大法典の許に』
第一章に、なるといいですね(笑)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-12-15 00:00:00
120308文字
会話率:50%