ギプスの高校生イツキは、ある雨の日に煙草を吸おうとして女性に出会う。
名も告げず去った彼女は、イツキの知らざる世界の住人だった。
彼女との再会を皮切りに繰り広げられる生存闘争。
秋の地方都市瓦木市の裏で跳梁跋扈する異形と異能。
運命の渦に翻
弄される無力なイツキは、その果てに何を見るか。
※この作品は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません。
※この作品は、カクヨムにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-11 12:00:00
170198文字
会話率:25%
平々凡々な少年、宮上大輝は、小学五年生になる春から塾に通い始めることになった。そこにいたのは、幼馴染の相原渉、幼馴染改め腐れ縁の宮内理恵菜、そして、新人塾講師の小豆畑裕子。大輝のクラスで、算数を担当することになった裕子。彼女の自己紹介で、大
輝は思い出した。
「宮上大輝」として生まれる前、自分は「小坂光」という少年だったことを。
小学校6年生の夏、崖から転落して、死んでしまったことを。
小豆畑裕子と幼馴染だったことを。
そして――小豆畑裕子が、好きだったことを。
少年と元少女の(一方的な)再会、初恋の行方、中学受験のリアルを描く、ボーイミーツレディ物語。
※約5年間をじっくり書いていく予定です。私も一体どれだけかかるのかがわかりません。気長にお付き合いいただければと思います。
※結末はぼんやり決めていますが、人によってはビターエンドに見えるかもしれません。ご了承ください。ハッピー、幸せの定義は難しいものです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-02-08 18:00:00
2487文字
会話率:56%