毎年のことながら暑い時期は苦手だ。いつも困ってしまう。
と、言うのも汗ジミだ汗ジミ。俺はそういうのを気にしてしまう性質なのだ。
会社や待ち合わせ相手と会うのに、背中や脇に大きなシミがあったら耳まで真っ赤になる。で、また汗ダラダラ。
道中、小まめにボディシートなどで拭けばいい話だが、電車の中だとそうはいかない。シャツをまくり、ゴシゴシと体を拭くのは人目が気になる。それに混んでいたらそれすらもできない。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-05 11:00:00
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彼はニキビ面で汗っかき。
しきりにタオルで顔を拭くその仕草を見て、距離を取らんとする人も多かった。
暑さはますます厳しさを増し、べたつく汗と、吸い付く服。
登校途中に、その気持ち悪さに耐えられず、ボディシートで身体を拭こうとする彼。
人目
を避けようと辺りを見回し、小さな酒屋の裏手に狙いをしぼった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-07-11 18:11:13
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