警察庁のキャリアである沼崎は、兄をボクシングの試合で殺した白石譲の選手復帰をきき、彼を倒すために、自らもプロボクシングの道を進む事を決める。もともとの身体能力とポテンシャルで順調に駆け上がる沼崎。だが一方で、復讐に闘志を燃やすがゆえに誰とも
打ち解けようとはせず、ジムでは浮いた存在になっていた。
白石の一度目の防衛戦が終わり、自身もランカー入りがかかる試合を控えたある日、ジムで一番のお荷物と揶揄される36歳の一勝もした事のない現役プロボクサーに些細なきっかけで関わる事になるのだが……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-11-10 22:00:00
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