気づいたら、異世界のフロントに立っていた──
しかも接客中。しかも相手、勇者。しかもクレーム中。
「部屋にスライムがいたんだけど!?どういうこと!?」
「……申し訳ございません。それは“仕様”です」
都内のビジネスホテルでクレーム処理に
明け暮れていた男が、
ある日ふと目覚めると、そこは異世界の老舗宿《ミラージュ亭》。
そこでは、
・シャワーから火属性魔法が出たり
・ベッドの中にスライムがいたり
・ドアが勝手に異空間につながったり
クレームのレベルが次元違い。
しかも隣には、狐耳・巨乳・ドS気味な先輩フロント係。
「ユウくん、新人なんだからクレーム処理くらいサクッと終わらせて?」
──異世界でも、俺は今日も謝ってばかりです。
これは、異世界宿屋で繰り広げられる、
苦情・爆笑・時々ほんのり癒しの、ゆる〜いお仕事ファンタジー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-27 23:00:00
777文字
会話率:43%