本当に軽い気持ちだった。
就職して2年目の春
実家暮らしだったけど
そろそろ自立しようと
シェアハウスに住むことに
そこで仲の良い"男"友だちが出来るといいなとお気楽に考えていたのに
なんと、同居人は年下の女の子と僕だけ
?!!
「ちょっと言いづらいんだけど。ここに住むのって僕と君の2人らしんだよね」
「知ってましたよ。でも、家賃は一緒でいいらしいですよ」
「なんとも思わないの…?」
「いや、別に少しでも広く使えてラッキーくらいにしか」
「えっ僕が危ない人だったらどうするの?」
「私、柔道やってたのでそこそこ強いですよ」
「いや、そうじゃなくて…」
と、色々言いたいことがあり過ぎ何から言おうか考えていると
ぐぅ~とお腹が鳴ってしまった。
「お腹空いたね」
「そうですね」
「時間も時間だし、出前取ろうか」
「はい」
「とりあえずご飯食べてから、色々話し合おう」
「そうですね」
こうして僕たちの奇妙な共同生活は始まった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-30 00:00:00
9788文字
会話率:37%
田守優子は私の独特な親友。沢木香穂里先生のお題に基づくお話です。
最終更新:2014-05-31 10:07:28
200文字
会話率:10%