<ギルファギニング>。
そこは守護者の恩寵である神の武器を得た者だけが認められ、若手は来ず、古参は「停滞」といわれる状態異常に掛かって消えていく、緩やかだが確実に滅び行こうとしている世界。
そこでかつて大手ギルドの創設者として名を馳せたもの
の、神の武器を与えられることなく、ついには心折れ惰性で生きていくようになったベイカー。
夢を喪い、「停滞」を待ち望んで生きたまま死んでいた彼の日常を変えたのは――一人の新人との出会いだった。
※この作品は「カクヨム」にも掲載していますが、そちらはプロトタイプになります。こちらの更新にあわせて準じ手直ししていく予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-10 22:00:00
130863文字
会話率:37%