VRMMORPG『プリンセスナイトオンライン』。
必要となるヘッドマウントディスプレイ、通信費用が全て無料との触れ込みによって、ゲーム好きだけでは無く、とりあえずプレイしてみようと思ったユーザーの会得にも成功し、現在ではユーザー数五百万人を
超える大型コンテンツとなっていた。
プレイヤーの一人である高校生の四条カレンもまた、日々プレイを続けてから一カ月が経過。
プレイ開始時に選択した、パートナーとなるプリンセスキャラのクウコ(レアリティ1)と一緒に、苦労しながらもそれなりに楽しくゲームの世界を満喫する。
しかしあるユーザーがチート行為を働きだし、それが徐々に浸透し始めた頃から、スライムしか存在しないゲームの中に影のように全身が黒い、人型の敵が出現し始める。
それと同時にシステムの全権限を持つと言うマナシステムから、徐々にゲームの仕様が開示され出した。
ユーザーの誰もが初耳となるその仕様について、マナシステムは言い放つ。
『本来、この世界にいるユーザー全てが例外無く知っている事』であると。
逃げ出す事が不可能となったゲームの世界、それでもカレンは、レアリティ1である事を気にしているクウコとの約束を果たす為奮闘するが、開示される世界の仕様は生半可な事では無かった……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-19 00:31:07
109169文字
会話率:49%
お茶会成らぬ座談会に出席したアリスは……
短編ものなので、あらすじはこれくらいに、知り合いの朗読劇にインスパイアされて帰りの電車で、一気に書きました。
少しダークなおとぎ話に成ります。
最終更新:2020-03-01 12:06:41
2177文字
会話率:68%