高校2年生の美織は、勇気を出して好きな彼にチョコレートを渡すことにした。直接渡す勇気はなく、彼の机の中に入れた。『好きです』のメッセージを添えて。
机の中のチョコレートに気づいた智は、放課後に美織のところに向かう。
バレンタインの日に起
こるプチすれ違いのお話。
※本編は前中後編の3話構成です。
その後のお話を番外編として追加してます。
「アルファポリス」でも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-02-16 01:09:57
17442文字
会話率:32%
「おかしい。これは、おかしい」
こってこてで、あっまあまな、切ないラブストーリー。主人公は有名実業家を父に持つ心優しくて可愛いお嬢様と、その従者である気弱だけれども優しい青年の、紆余曲折を経て一緒になるまでの“物語”。キスで締めくくられる
甘いラストを読んで、私はキッパリ駄目出しする。
「まずね、こんなできた従者なんていないのよ。前提から間違っているのよ」
そもそも私の従者は、絶対に私のことが嫌いだ。嫌いじゃなかったら頭を机に打つけさせたりしないでしょうよ! その上、嬉しそうに笑いやがる!
──残念ながら(嫌味)、甘いストーリーと完璧な登場人物とは程遠いのだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-05-10 14:14:01
6401文字
会話率:29%