魔力で動く人形『魔導人形』が身近にいる世界。
魔導人形を操る傀儡師になったばかりのプリムは劣等感の強い少女だ。
年に一度やってくる嵐の日のこと。
自分が契約している小型の魔導人形を探しに出ていたプリムは、幼なじみで自信家の少年リーフと意図
せずに魔導人形の契約を交わしてしまう。
人体を魔導人形にすることは禁忌とされ、その研究さえも法律で禁じられている。
恐れたプリムはこの事実を周りに隠し、彼とともに人間に戻る方法を探して旅に出る。
リーフを人形として扱わないことを誓って――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-03-15 17:00:00
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会話率:49%