世界は、絶妙なバランスで成り立っている。
重力と浮力が互いを支えるかのように、悪が自然に存在するように、善が不自然に発生するように。
しかし、それは奇跡的な確率であり、当然の様な確率だ。
もしも、世界が反転したら。
+が-という意味
で、日傘が雨傘に成り変わる様に。
元々存在していた全てが置き換わり、そして新生したら。
どういう意図で、果たして目的があったのかすらも分からない。
しかし、それでもなお、人は生きて行く。
人が人で在り続ける限り、それは変わらない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-01-05 13:00:00
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会話率:14%