太陽に向かう花、ひまわりが好きな千鶴の意見で、『向日葵』の字を分けて名付けられた双子兄妹・日向と葵は、両親の離婚とともに、父:健、母:千鶴にそれぞれに引き取られて育つ。互いを知らないまま育った二人は、中学生になった夏休み、訪れたひまわり畑
で遭遇する。二人は兄妹と知らぬまま、同じ誕生日と判り親近感を持ち、翌週も同じ場所で会おうと約束する。一週間後、葵は日向を母に紹介するが、千鶴は、葵の手を引いて帰ろうとする。
そこへ健が運転する古ぼけたフォルクスワーゲン・ビートルが現れ、二人を最寄り駅まで送って、それでプッツンの筈だったのだが・・・。
家族の一員だったビートルが再び家族を結び付ける夏休みのショートストーリィ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-11 08:10:00
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会話率:57%