部活動中に異世界に飛ばされた女子高校生小野寺麻里奈とその巻き添えを食った四人の同級生と顧問。
そこから始まる六人の異世界生活。
ただし、それは元の世界のすべてをそのまま異世界に持ち込むというどこをとってもファンタジー感ゼロというとても残念な
もの。
そして、その極め付きは彼女たちの服装。
そう。
彼女たちは異世界をセーラー服で旅をする。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-04 07:39:19
46270文字
会話率:48%
その世界は今、滅亡の危機に瀕していた。
突如として現れた魔王が強大な魔力を振り撒き、魔獣や不死、魔族といった邪悪な生物を活性化させて世界中の主要都市を襲わせた。それは平和を望む全ての種族に対する宣戦布告であった。各種族は協力してなんと
か侵攻を食い止めてはいたが、魔王の力は別格であった。魔王は常に魔王城に居るものの、そのせいで魔王城周辺から続々と強力な魔獣などが生まれ、一進一退を繰り返していた平和を望む種族の連合軍は押され始めた。
このままではこの世界が滅んでしまう。
それを危惧した神が助力してあげようと考えたが、神が直接に手を下すのは神界では違法とされている。許されているのは奇跡としてひとつだけ望む力を与えることだけである。しかし、魔王は抜きん出た実力者であり、誰かにその力を与えて勇者に仕立て上げたとしても、魔王を倒したあと、その勇者が新たな騒乱の火種になるとも限らない。――なにしろ魔王を倒せる力の持ち主なのだ。
しかし、一度与えた力を奪うのも不憫である。勇者として祭り上げられたのにその力を失うのだから。
そこで部外者、――つまり後腐れが無いように別世界の者にその役目を与え、魔王を倒したあと報酬と引き換えに力を返して貰い、元の世界に帰せば良いと考えた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-08-01 19:28:37
4325文字
会話率:45%