都心のオフィスビルで働くビル管理マネージャーの野村隆介は、新規テナントとして入居した人材派遣会社の総務担当、渚菜緒子との出会いをきっかけに、不思議な感覚に襲われていく。清楚で気配り上手な菜緒子に惹かれていく隆介だが、その想いは単なる恋心以上
の深い絆を感じさせるものだった。
二人は些細な出来事をきっかけに、昭和20年の東京大空襲の夜に遡る前世の記憶を徐々に取り戻していく。お米を研ぐ夢、暗闇での既視感、満月を見上げた時の懐かしさ―。それらは全て、かつての二人が防空壕で交わした「必ず次の人生でも巡り会う」という愛の誓いへと繋がっていた。
現代のオフィスという場で再会を果たした二人は、その想いを口にすることはない。しかし、80年の時を超えて実現した約束は、日常の何気ない瞬間の中で、確かな愛として静かに息づいている。前世と現世を結ぶ切ない愛の物語。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-02-16 16:09:00
5951文字
会話率:21%
ビル管理会社の清掃員である多田(ただ)史華(ふみか)は就活に失敗して今のお仕事をしている。
十一月になったある金曜日。
早朝の清掃作業中にイケメンに声をかけられ、頬にキスされてしまう。
元々の妄想癖もあって、史華はそれ以来彼のことが気にな
って仕方がない。
翌週の月曜日に再会した史華は彼の前で貧血を起こして倒れてしまう。
そんな史華を介抱してくれたのは彼――株式会社ラブロマンスの社長である緒方(おがた)悠(はるか)だった。
イケメン俺様プレイボーイ社長と真面目系(妄想)女子の恋愛物語❤︎
別名義&『株式会社ラブロマンスの恋愛事情』のタイトルでpixivで先行公開中の作品です。
※2016.02.14更新の第32話をストーリーの都合で差し替えました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-14 20:00:00
102443文字
会話率:45%
林凛子はIT系の中小企業に勤める経理課長代理で50代が間近に迫っていた。会社には仲の良い同僚や友達もいなく、上司からは鬼お局と称されて恐れられていた。唯一心を許せる未婚だった友人もついに結婚をしてしまい、ついには孤独となる。絶望の日々を送っ
ていた林凛子がある日帰宅すると、一匹の猫が自宅のマンションの扉の前にいた。最初は無視していたが、夜中になっても鳴きやまないため中々寝付けずに睡眠不足の日々を送っていた。そんな生活が何日か続いたので、ついにイライラが絶頂に達しその猫をとっ捕まえて空き地に捨てに行こうと決意する。しかし、猫を捕まえようとしたら一目散に逃げてしまったので、その場は丸くおさまったと思いきや、次の日になんと猫がマンションの自宅の前にいた。そして、その猫は足にケガを負っていた。自分が無理やり捕まえようとしたせいで慌ててマンションの階段を飛び降りようとしたら足にケガを負ってしまったのだった。自分のせいで猫に死なれたら縁起が悪いと思い、急いで動物病院に連れて行くと、骨折で治療に日数がかかると言われ、ペット禁止にも関わらず仕方なくビル管理人には秘密にしてマンションの自分の部屋で飼うことにする。
嫌々仕方なく飼っていたので足が治ったら空き地にでも捨てるつもりだったが、ある日の週末外でランチを食べに行った帰りに「ネコをさがしています」と書かれたポスターを見つける。飼い主の住居はすぐ近所だったので、「これだ!」と思い、そのネコを飼い主の元へ連れていく。
しかし、その飼い主のアパートを訪れてインターホンを鳴らすと、ドアから出てきたのはなんと小さな少年だった・・・
婚期を逃した鬼お局と、猫の飼い主である少年とネコの出会いと三人の友情を描くヒューマンドラマ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-09-08 13:06:46
35223文字
会話率:56%
新卒でビル管理会社に入社した谷山 裕介は、不運にも入社3ヶ月でビル火災に遭遇。自らの責任ほ果たす為、初期消火に向かうが煙に撒かれ死んでしまう。
その後転生の神に救われて、別の世界で第二の人生を歩むことになったのだが、生まれ変わったのは
生まれたてのダンジョンだった。
まさかダンジョンの防災管理を始めるなんて……
始めましての方は始めまして。不慣れながらぽつぽつとアップしておりますおばっちです。
多くのダンジョン物がある中、ビル管理と組み合わせたら面白いかなーなんて思い書き始めました。
とても軽いノリで書いております。そしてフィクションであり、都合よく物語を作っていきますので突っ込みどころはあるかと思いますが、よろしくです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-02-29 11:14:01
40511文字
会話率:74%