伯爵令嬢であるリューディアは、父親が王女に暴行したという罪で一家没落の危機に陥った。
だが、父の無罪を証明する人が現れた。子どもの頃に一度会ったっきりの闇魔術師・レジェスだ。
レジェスは優秀な魔術師であるが「根暗で陰気」だと言われており、性
格にも問題がある。
だが、彼がリューディアにだけ見せる優しさの欠片があり――
「……私にできる限り、あなたを守り幸せにします、リューディア嬢」
「ありがとう。私も、あなたを幸せにできるように努めるわ、レジェス」
光属性の令嬢と、やっと見つけた光を守りたいけれど素直になれない闇魔術師のお話。
※ヒーローは非イケメンで、イケメン化もしません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-07 18:00:00
159250文字
会話率:45%
バイオレット・ヘイワードは落ちぶれた男爵令嬢である。家の借金を返すために自宅をホテルに改装して優秀な従業員たちに助けられながら身を粉にして働いていた。苦労しながらも充実した日々を送っていたが、ある日大嵐に見舞われホテルが被災する。そんな中、
仲よかった幼馴染がふらっと訪ねてきた。彼はかつて家で働いていた使用人の息子で、貧しく惨めだった子供時代から成り上がって成功を収めたらしい。再会を喜ぶバイオレットだったが、どうやら彼は訳ありで……!?
田舎のスローライフのような出だしですが、後半になると1920年代をイメージした大都市が舞台になります。アールデコとかフラッパー(日本で言うところのモガ)とか、「偉大なるギャツビー」の時代のイメージ。ヒロインが殻を破って精神的に成長する話を、女性の社会進出が進んだ時代になぞらえて書きました。ヒーローは非イケメンでイケメン化もしないので注意。後半になると糖度高めになります。アルファポリスにも同時投稿。全38話。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-26 00:44:11
161041文字
会話率:53%