また、明日。
それが当たり前ではなかった。
お使いから帰ってきた時には村は村人たちがお互いを襲い合う時刻絵図のような世界になって当たり前の平和が崩壊していた。そして、聖騎士たちが暴れる村人全員を眠らせて連れて行こうとするさまを見て、
とっさのに助けようとした。
だが。
「お前はここで皆が帰って来るのを待っていろ」
大鎌を持っていた人物が最後に言い残した言葉に従えるわけはなく……。
『――貴方の大事なものすべて一つも溢さず助けてみせる』
それは最悪の未来を知ってしまった者たちの歴史改編の物語である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-31 13:00:00
131493文字
会話率:40%