小栗家の茶の間は風雲急を告げていた。
長男の嫁・信子(40)が頭を打ち付けた際、前世では異世界の男爵令嬢であったことを思い出したのだ。
しかも、王太子との恋がもうちょっとで現実になるというところで転生してしまったので、未練たっぷり。
「わ
たしだって、悪役令嬢を断罪したかった!」
夫は、家族は、ご近所の中村さんや田中さんや酒井さんは、信子を現実に引き戻すことができるのか!?
仁義なき家族会議がいま幕を開ける!
※この作品は「カクヨム」にも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-03-20 23:27:06
13124文字
会話率:47%