ラノベ作家になることを夢見る、一人の男がいる。
御幸青太は、会社員として働きながら、ラノベを書いて新人賞へ投稿している三十七歳の男。大学生の頃から投稿を続けるも、夢は叶えられていない。
落選を繰り返す青太は、潮時だと思うようになる。
三十代も半ばを過ぎ、結婚もした。妻のみどりは妊娠中で、子供も産まれる。いつまでも夢を追いかけても仕方ない。
最後に、もう一度だけ新人賞に投稿し、それできっぱりと諦める決意をした。
集大成となる作品にすべく、妻にも協力を頼んだ。
夫婦が二人三脚で書き上げていく作品は、果たして新人賞を受賞できるのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-06-28 20:16:55
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