「サポートしか出来ない雑魚剣士はクビだ、グレン」
勇者降臨祭の真っ只中、グレンは勇者パーティから追放を言い渡される。国王からの頼みで勇者のお守りを務め、旅をする中で彼は様々なアドバイスをしてきた。その恩を仇で返されたグレンは、彼らに愛想
を尽かして追放を受け入れる。
今後のことを考えながら街中を歩いていたグレンは、男たちに襲われそうになっていた少女と出会う。彼女の手を取って王都を飛び出し、二人はパーティを追放された同じ境遇なのだと知る。
「なぁ、もし良かったら、俺と……一緒に行かないか?」
今まで世話を焼いてあげた挙句に追放を言い渡されたグレンは、精霊と動物に愛された少女と共に新たな人生を歩むことになる。
これは、勇者パーティという重荷から解放された魔剣士と少女の冒険譚。
後に『救世主』と称される二人の物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-05 12:00:00
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会話率:39%