《擬食者》ーーーーー人を捕食し、捕食対象に擬態することができる生物。21世紀初頭、人類はその生物の侵攻を受けた。人類は数を減らしながらも戦い続け、『安全圏』をつくるに至った。
時は流れ、21世紀が終わりを迎える直前、少年、一条 拓海は大切な
者を失った。
「ありがとう」それが最期の言葉だった。
そんな言葉はいらない。
一条は大切な者を取り戻す手がかりを探す為、滅んだ街でたった一人《擬食者》との戦いに身を投じた。
それから数年経ったある日、戦いに明け暮れる彼の前に、一人の少女、雛魅 明日火が現れる。
その出会いによって、少年の物語が再び動き始める。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-12-04 21:20:53
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会話率:29%