その闘争に、理由はない。
ただ、犬は走り出し、猫は跳びあがる。
本能か、誇りか、それとも単なる習性か。
勝敗すら意味を成さず、それでも彼らは立ち止まらない。
犬と猫――
異なる種、異なる進化、異なる美学を抱えた存在たちが、今日もまた静かに
火花を散らす。
速さ、知恵、忍耐、柔軟性、魅せる力。
各々が信じる「強さ」の形を持ち寄り、ぶつかり合うその姿は、ある意味で純粋だ。
世界は何も変わらない。
それでも、彼らの記録は確かに残る。
名を――FURBREED。
これは、犬と猫が刻む、“種のかたち”をめぐる軌跡である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-23 20:00:00
9885文字
会話率:4%
排泄物 つまりうんちとなった元人間が人間としての意識を持ったままうんちとして生きて(?)いく。
何故か、人間以外の生物や意思が無いはずの無機物とも話せるようになったうんちは彼らと共に冒険をすることにした。
排泄物が世界を旅する物語
最終更新:2017-07-10 23:00:00
1067文字
会話率:13%