【苦しんで地獄に堕ちてでも得たい愛がある。ドロッドロの狂愛をあなたに。】
親友の幼馴染彼女を寝取った。
大切なことなので言っておくが、俺は寝取り浮気が大っ嫌いだ。
もう虫唾が走ると言って良いほどだ。
親友真幸に隠れて、その彼女である姫乃と
の関係は絶望的な甘美で俺の脳髄を焼き尽くす。
やがて全ての罪を償う日がやってきて、それでも明日はやってくる。
女性と接触することなく清き身体で30歳を迎えたはずの俺はそんなチャラ男の身体に転生していた。
ちょっと待て、事後ってどういうこと!?
せめて関係が始まる前ならともかく、すでにことは起こった手遅れ感!
チャラ男の中に入ってしまった俺がその罪を償うことに!?
寝取り浮気は関わった者全てを不幸にする。
愛されなかったチャラ男の中に生まれた俺というイレギュラーはそこにどう影響するのか。
思い出せない行為の記憶と肉体に残る感覚が俺を苦しませながら、姫乃との関係も変わっていく。
果たして、寝取り浮気に未来など存在するのだろうか?
全ては狂愛という名の深く重い純愛に包まれていく。
※原罪……人が生まれながらにして抱えた罪。
※純愛に『?』を付けるべきか悩みましたが、純愛ではあるので外しました。
ドロドロに溶けるような狂愛を。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-26 18:40:18
59651文字
会話率:14%