……瞼を開けた私の前に広がる空は、どこかおどろおどろしく、天が私を拒絶、あるいは見放しているかのようだった。
それが朝焼けでなく夕焼け空だと瞬時に思ったのは、私が仰向けになっているそこがトウモロコシ畑であり、近くで鳴く鴉の声から感じ取っ
たからだろう、その不気味さを。寄生バチに卵を産み付けられるように、塊のような不安感が胸を内から圧迫し、私は起き上がろうとする。
と、その瞬間、声がした。後ろ、やや上の方から。
『出てけ! 出てけ! 畑に入るな! 出てけ! 畑に入るな!』折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-28 11:00:00
3293文字
会話率:28%
父が営むトウモロコシ畑を今日も今日とて駆け回るおてんばサム。
収穫期に訪れる出稼ぎ労働者たちとも大の仲良しだ。
ある日サムが案山子の根元に埋めた宝箱を掘り返していると、口がきけない大男が現れた。
ある事件のショックで言葉を忘れた彼は、仲
間内でサイレンス・ジョニー……だんまりジョニーと呼ばれている。
サムはジョニーと大親友になるのだが……。
(ホラー/ミステリー/短編)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-20 18:08:18
7879文字
会話率:44%
東師越、読み方を変えたらトウモロコシ
気まぐれに書く、私の詩
風邪、ひくなよ
キーワード:
最終更新:2019-07-06 23:05:19
1034文字
会話率:0%
ウサギの父さんは決断をしました。
都会を離れて故郷に帰ったのでした。
最終更新:2016-06-08 21:06:39
2751文字
会話率:0%
広大な海で栽培したトウモロコシを原料に、燃料用アルコールであるバイオエタノールを生産する。そんなエネルギー社会を支える仕事をしているエル氏は、今日もトウモロコシ畑の緑の平原の中にいた。
発見されたストック小説第2編目です。
他のサイトに重複
投稿します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-11-23 00:23:30
2060文字
会話率:32%
ソルト=ジクメーナはトウモロコシ畑に囲まれた、他に何の取り柄も無いコッキーリー・ワンの町に生まれた。不便で何も無い事に嫌気がさした住人から出て行くだけでここ十年は人口が増えたこともない。そんな、いずれ滅ぶ町。ファンダメンタリストのママは世
界一怖い存在。
そんなソルトの辿るちょっとハートフル(エル)な不思議な出会い。はじまります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-05-12 08:34:26
7609文字
会話率:43%