想像してみて欲しい。
誰もが一度はあるとは思う。自分で創ってみた物語。
そんな世界に、自分が登場する。
「こんな事になるなんて思わなかったんだ!」
少年は小説を書いていた。中学生の頃だ。設定もシナリオもどこかで見たような
物真似の物語。自己満足の分類で、誰にも読まれる事のない作品だった。
本人は面白がって執筆していたが、熱が冷めるのと同時に続きを書かなくなった。
そんな世界に自分が迷い込む。
「死んだら元の世界に戻れる」という話らしいが……。
これは夢の中で死ぬ為の物語でございます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-03-30 22:28:36
267067文字
会話率:43%