「剣と魔法が存在する世界観で両片想いから告白する小説」
先日「創作倶楽部」というグループを作りまして、その話の中で互いの創作性を分析しようという事になり、今回こんな感じの短編を書き出しました。実のところ題名は飾りみたいなもので、あらすじ
に書いた上記の一文が全てです。
どうやら創作界隈には、一時間でテーマに沿った作品を仕上げるという「ワンキル」なる遊びがあるようで、今回の作品はそれを応用した「同じテーマに沿って約一週間で作品を仕上げる」という課題によって生まれたものです。
しかし書き始めは大変苦労しました。何せ普段私はゴリゴリに現代モノの根暗変態怪奇小説を書いているワケですからファンタジーモノを書くなど実に数年ぶりだったワケですよ。これは本当です。で、実際にどんな感じで書こうかと考えた処、「剣と魔法が存在する世界とは何ぞや」という点にぶち当たったわけで、かつこのポイントが私の作風にテーマを引きずりおろす絶好の言葉遊びになったわけです。無論、このテーマが求める世界観とはファンタジーに違いないのですが、直接的にそうとは書かなかったために、「剣と魔法が(非日常的にではあるが)存在する(作中)世界」と私の曲解の餌食になってしまったのでした。
とはいえ、テーマを無視し過ぎるのは自由ではなく課題無視。適度に頑張りました。
あらすじが長くなりましたが、どうぞお楽しみください。
私にしては随分と珍しく奇妙な物語になりました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-05 20:59:37
7798文字
会話率:23%